遠い遠い昔の話です。中学二年のときに一泊二日の林間学校がありました。夜、男子と女子は別々にかなり離れた場所にあるログハウスみたいなとこで宿泊したと思います。俺は真夜中に尿意を催して目が覚めて、建物の外にある簡易トイレへと向かいました。トイレは建物から少し離れたとこにあったから、眠たいしその辺で立ちションしようと道の途中で林に少し入って用を足しました。それで帰ろうとしたとき砂利を踏む足音が微かに聴こえてきました。俺は意味もなくビックリして、真夜中だったしちょっとビビってじっとしてました。足音は大きくなってきたけど、どうも俺が歩いてきたほうじゃなくて林の向こう側から聞こえてくるみたいだったから、林の中を静かに進んで行った。少し行くと薄暗い林の向こう側の道を黒い影が足早に横切った。俺は完全に目が覚めてたからそっと林の反対側に出て誰なのか確認しようとした。少し先を昼間に合同作業した広場のほうに向かって体操服姿の女子が歩いてたけど薄暗くて誰かよく分からない。どこに行くのかと少し緊張しながら付いていった。その子はかなり足早に歩いて、だいぶ歩いて広場のまだ向こうにあるボロいトイレのとこまできた。広場にはもっときれいなトイレがあるのになんでかなって思ってるとその子が振り返った。脇に隠れてた俺に気付かずトイレに入っていったのは同じクラスの子で別段気にもとめない、俺の中ではまぁ普通の子だった。なんとなく変な様子だったのでトイレに近付いくと、古い板の壁だから板と板の間に隙間があるみたいで、興奮しながらのぞいてやろうと目をあてた。服を脱ぐ音は聞こえるのに真っ暗で何も見えない。電気をつけてないみたいで、なんなんだ?って感じで、それでも息を押し殺してじっとしていた。あいかわらず何も見えないけど服が擦れる音と少し荒い息が聞こえてきて、ビチャって水音もするようになり、押し殺した声で「んっ」という声が聞こえた時、俺は心臓が爆発するくらい興奮していた。段々と声が大きくなってきてビチャっていう音も激しくなり、夢中になって聞いてたらたら急に「誰!?」と声をかけられてビックリして逃げて帰った。林間学校が終わった後もその子を妙に意識してしまって、たぶんその子も俺だと後で分かったと思う。顔を合わすとお互い赤くなって下を向いてました。それ以来、俺のオカズはずっとその子だった。若かったなぁ。
遠い遠い昔の話です。
中学二年のときに一泊二日の林間学校がありました。
夜、男子と女子は別々にかなり離れた場所にあるログハウスみたいなとこで宿泊したと思います。
俺は真夜中に尿意を催して目が覚めて、建物の外にある簡易トイレへと向かいました。
トイレは建物から少し離れたとこにあったから、眠たいしその辺で立ちションしようと道の途中で林に少し入って用を足しました。
それで帰ろうとしたとき砂利を踏む足音が微かに聴こえてきました。
俺は意味もなくビックリして、真夜中だったしちょっとビビってじっとしてました。
足音は大きくなってきたけど、どうも俺が歩いてきたほうじゃなくて林の向こう側から聞こえてくるみたいだったから、林の中を静かに進んで行った。
少し行くと薄暗い林の向こう側の道を黒い影が足早に横切った。
俺は完全に目が覚めてたからそっと林の反対側に出て誰なのか確認しようとした。
少し先を昼間に合同作業した広場のほうに向かって体操服姿の女子が歩いてたけど薄暗くて誰かよく分からない。
どこに行くのかと少し緊張しながら付いていった。
その子はかなり足早に歩いて、だいぶ歩いて広場のまだ向こうにあるボロいトイレのとこまできた。
広場にはもっときれいなトイレがあるのになんでかなって思ってるとその子が振り返った。
脇に隠れてた俺に気付かずトイレに入っていったのは同じクラスの子で別段気にもとめない、俺の中ではまぁ普通の子だった。
なんとなく変な様子だったのでトイレに近付いくと、古い板の壁だから板と板の間に隙間があるみたいで、興奮しながらのぞいてやろうと目をあてた。
服を脱ぐ音は聞こえるのに真っ暗で何も見えない。
電気をつけてないみたいで、なんなんだ?って感じで、それでも息を押し殺してじっとしていた。
あいかわらず何も見えないけど服が擦れる音と少し荒い息が聞こえてきて、ビチャって水音もするようになり、押し殺した声で「んっ」という声が聞こえた時、俺は心臓が爆発するくらい興奮していた。
段々と声が大きくなってきてビチャっていう音も激しくなり、夢中になって聞いてたらたら急に「誰!?」と声をかけられてビックリして逃げて帰った。
林間学校が終わった後もその子を妙に意識してしまって、たぶんその子も俺だと後で分かったと思う。
顔を合わすとお互い赤くなって下を向いてました。
それ以来、俺のオカズはずっとその子だった。
若かったなぁ。