3年前に元女房だった女と離婚した。原因は向こうの浮気だ。その頃あの女は四十半ばを過ぎたばかり。相手は、7つも年下のバツイチ野郎だった。パート先の同僚でそこでデキたらしい。いつから関係があったのか定かでないが、俺が知ったときにはすっかりデキあがっていた。まさしく肉奴隷。そうとしか表現できない女房の乱行ぶりだった。なぜ知っているのかといえば、それを目の当たりにしたからだ。唐突に離婚を申し込まれて、理由を尋ねると好きな男ができたと言われた。その男と24時間一緒にいたいから離婚してくれとあいつはぬかした。もちろん、はい、そうですか、などと承諾するはずがない。俺に落ち度があったならまだしも、それなりに家庭を守っていたし、家族にも不自由させなかった。二人の子供を大学に行かせ、ようやく落ち着いてあいつとの二人きりの生活が始まった途端に離婚ときた。簡単に頷けるはずがない。離婚の話しをすることさえ嫌でならなかったから、まともな話し合いも持たなかった。それで業を煮やしたのか、ある日、突然あいつは家を出た。仕事から帰ると、待っていたのは冷めきった部屋に残されていた離婚届の紙切れ一枚だけ。それと、その紙切れの下に置いてあったDVD。顔を合わせては言えないような恨み辛みをそのDVDの中に残していったのだろうと高を括っていた。だから、なんの構えもなくプレーヤーにセットした。唐突に映し出された映像に口が開いた。どこかのホテルだろうが、画面には首輪を付けられ鎖に繋がれたまま、派手な下着姿で四つん這いになっている女房が映っていた。あいつは、俺がそのビデオを眺めているのを承知しながら、わざと俺に向かって、これから私のご主人様に調教していただきます、と正座をしたまま丁寧に頭を下げて挨拶した。皮肉なことこの上ない。そして、四つん這いのままベッドに向かうと、そこにバスローブだけの半裸の姿で腰掛けていた男の股の間に、躊躇う様子もなく顔を埋めていったのだ。上半身は切られて男の顔を見えなかった。たぶん、そのビデオが俺に見せつけるためのものだとあの男も承知していたに違いない。あいつ等は、自分たちの関係を俺に見せつけることで諦めさせようとしたのだ。そんなビデオを残せば、裁判の良い材料になるだけだ。普通ならそう思う。だが、そうはならなかった。四十半ばだが、女房はまだまだ良い体をしていた。その頃にはすっかりレスで、裸を見ることもなかったが、あらためて画面の中に眺めるとあいつの身体は十分魅力的で男の目を楽しませることができた。その熟れた身体を縄で縛り、浮気相手の男は存分に弄んだ。咥えさせたまま四つん這いで歩かせ、鞭で尻を打っても女房は喜ぶだけだった。牛乳で浣腸された後、アナルにバイブを押し込まれ、二穴責めに悶え泣きながら、膝を割って責める男に、亭主とどっちが良い?と尋ねられる度に、あの女は、ご主人様のおチンポ様がいいです!で狂ったように叫んでいた。まさしく俺に見せつけるために狂気のセックスを繰り返したわけだ。男は責めながら、離婚するんだから中に出してもいいよな、と女房に求めた。女房は喘ぎながら、お願いします、と何度も懇願した。四十を過ぎた身体に、おびただしい精液を注ぎ込まれ、膣から溢れさせながら、それでも足りずに女房は男に求められるままに身体を与えていた。ご主人様、気持ちいいです!と俺に聞かせるように叫びながら、幾度となく責められて気をやった。あんなセックスをされたら、どんな女でもたまったものではない。女房は完全に男に溺れていた。男はそれを知っていて、好きなように弄んだ。そんな痴態をまざまざと見せつけられて、俺は不覚にも涙を流しながら勃起していた。こんな事実を子供たちに説明できるはずがない。裁判を起こすつもりにもなれなかった。俺は負けた。ビデオを眺めた後は、その思いだけが強かった。翌日、女房の携帯に電話をすると、あいつは悪びれた様子も見せず、夜に離婚届を取りに行くと平然と言った。約束通り女房はやって来た。その時、ひどく綺麗に見えたのは、俺の知らない服を着て、派手な化粧に顔を飾っていた俺の知らない女が目の前に立っていたからかもしれない。あいつは家に上がってくることさえしなかった。玄関先で俺の印を押した離婚届を渡した。その時、刺すことはできたのかもしれない。憎んでも憎みきれない恨みが強かった。だが、しなかった。すべて終わったことだ。その時の俺は、敗北感とあきらめの気持ちがことさら強かった。今では、あの時はやまらなくて良かったと思っている。子供たちのこともあるから、顔をまったく合わせないことはない。しかし、もはや赤の他人だ。元女房だった女は、相変わらず浮気相手の男と一緒に住んでいる。同じ町内会ではないが、隣町のマンションに居を構えている。二人で腕を組んで歩いているのを何度か見かけた。つい最近までは、それを恨みがましい目で眺めたこともある。今は俺の隣にも腕を組んで歩く女がいる。まだ若く30になったばかり。このまえ結婚した。籍を入れただけだが、俺が初婚で情は深い。浮気の心配をするほどの女ではないが、それでも他の男にとって魅力がまったくないわけでもない。だから、早くから調教を始めた。女房との離婚劇で俺が一つだけ覚えたこと。女にとって、満足させる男だけが所有者になり得る。だから、日々それを実践していこうと思っている。
3年前に元女房だった女と離婚した。
原因は向こうの浮気だ。
その頃あの女は四十半ばを過ぎたばかり。
相手は、7つも年下のバツイチ野郎だった。
パート先の同僚でそこでデキたらしい。
いつから関係があったのか定かでないが、俺が知ったときにはすっかりデキあがっていた。
まさしく肉奴隷。
そうとしか表現できない女房の乱行ぶりだった。
なぜ知っているのかといえば、それを目の当たりにしたからだ。
唐突に離婚を申し込まれて、理由を尋ねると好きな男ができたと言われた。
その男と24時間一緒にいたいから離婚してくれとあいつはぬかした。
もちろん、はい、そうですか、などと承諾するはずがない。
俺に落ち度があったならまだしも、それなりに家庭を守っていたし、家族にも不自由させなかった。
二人の子供を大学に行かせ、ようやく落ち着いてあいつとの二人きりの生活が始まった途端に離婚ときた。
簡単に頷けるはずがない。
離婚の話しをすることさえ嫌でならなかったから、まともな話し合いも持たなかった。
それで業を煮やしたのか、ある日、突然あいつは家を出た。
仕事から帰ると、待っていたのは冷めきった部屋に残されていた離婚届の紙切れ一枚だけ。
それと、その紙切れの下に置いてあったDVD。
顔を合わせては言えないような恨み辛みをそのDVDの中に残していったのだろうと高を括っていた。
だから、なんの構えもなくプレーヤーにセットした。
唐突に映し出された映像に口が開いた。
どこかのホテルだろうが、画面には首輪を付けられ鎖に繋がれたまま、派手な下着姿で四つん這いになっている女房が映っていた。
あいつは、俺がそのビデオを眺めているのを承知しながら、わざと俺に向かって、これから私のご主人様に調教していただきます、と正座をしたまま丁寧に頭を下げて挨拶した。
皮肉なことこの上ない。
そして、四つん這いのままベッドに向かうと、そこにバスローブだけの半裸の姿で腰掛けていた男の股の間に、躊躇う様子もなく顔を埋めていったのだ。
上半身は切られて男の顔を見えなかった。
たぶん、そのビデオが俺に見せつけるためのものだとあの男も承知していたに違いない。
あいつ等は、自分たちの関係を俺に見せつけることで諦めさせようとしたのだ。
そんなビデオを残せば、裁判の良い材料になるだけだ。
普通ならそう思う。
だが、そうはならなかった。
四十半ばだが、女房はまだまだ良い体をしていた。
その頃にはすっかりレスで、裸を見ることもなかったが、あらためて画面の中に眺めるとあいつの身体は十分魅力的で男の目を楽しませることができた。
その熟れた身体を縄で縛り、浮気相手の男は存分に弄んだ。
咥えさせたまま四つん這いで歩かせ、鞭で尻を打っても女房は喜ぶだけだった。
牛乳で浣腸された後、アナルにバイブを押し込まれ、二穴責めに悶え泣きながら、膝を割って責める男に、亭主とどっちが良い?と尋ねられる度に、あの女は、ご主人様のおチンポ様がいいです!で狂ったように叫んでいた。
まさしく俺に見せつけるために狂気のセックスを繰り返したわけだ。
男は責めながら、離婚するんだから中に出してもいいよな、と女房に求めた。
女房は喘ぎながら、お願いします、と何度も懇願した。
四十を過ぎた身体に、おびただしい精液を注ぎ込まれ、膣から溢れさせながら、それでも足りずに女房は男に求められるままに身体を与えていた。
ご主人様、気持ちいいです!と俺に聞かせるように叫びながら、幾度となく責められて気をやった。
あんなセックスをされたら、どんな女でもたまったものではない。
女房は完全に男に溺れていた。
男はそれを知っていて、好きなように弄んだ。
そんな痴態をまざまざと見せつけられて、俺は不覚にも涙を流しながら勃起していた。
こんな事実を子供たちに説明できるはずがない。
裁判を起こすつもりにもなれなかった。
俺は負けた。
ビデオを眺めた後は、その思いだけが強かった。
翌日、女房の携帯に電話をすると、あいつは悪びれた様子も見せず、夜に離婚届を取りに行くと平然と言った。
約束通り女房はやって来た。
その時、ひどく綺麗に見えたのは、俺の知らない服を着て、派手な化粧に顔を飾っていた俺の知らない女が目の前に立っていたからかもしれない。
あいつは家に上がってくることさえしなかった。
玄関先で俺の印を押した離婚届を渡した。
その時、刺すことはできたのかもしれない。
憎んでも憎みきれない恨みが強かった。
だが、しなかった。
すべて終わったことだ。
その時の俺は、敗北感とあきらめの気持ちがことさら強かった。
今では、あの時はやまらなくて良かったと思っている。
子供たちのこともあるから、顔をまったく合わせないことはない。
しかし、もはや赤の他人だ。
元女房だった女は、相変わらず浮気相手の男と一緒に住んでいる。
同じ町内会ではないが、隣町のマンションに居を構えている。
二人で腕を組んで歩いているのを何度か見かけた。
つい最近までは、それを恨みがましい目で眺めたこともある。
今は俺の隣にも腕を組んで歩く女がいる。
まだ若く30になったばかり。
このまえ結婚した。
籍を入れただけだが、俺が初婚で情は深い。
浮気の心配をするほどの女ではないが、それでも他の男にとって魅力がまったくないわけでもない。
だから、早くから調教を始めた。
女房との離婚劇で俺が一つだけ覚えたこと。
女にとって、満足させる男だけが所有者になり得る。
だから、日々それを実践していこうと思っている。